このブログのご挨拶の記事で、20年ほど前に一度骨のレントゲンを撮ってもらったことをお話しました。
股関節が痛い原因をデータで見たいと思ったからです。
その結果、医師に告げられた病名は「先天性股関節亜脱臼」でした。
■大腿骨の骨頭が、骨盤のくぼみにきっちり収まっておらず、少しずれている。
■完全に脱臼ではなく亜脱臼なので、見た目にはわからないし極端な足の長さの違いもない。
■ただ、正しく収まっていないので軟骨が普通より擦り減りが早いと思うから気を付けた方が良い
ということでした。
先天性といっても、赤ちゃんの時のおむつなどの姿勢でなることが多いのだそうです。
そのため、現在では「先天性股関節亜脱臼」という言葉は使われずに、「発育性股関節形成不全」というようです。
日本整形外科学会のサイトにはこれについて掲載されており、
病態としては、周産期に緩みのある赤ちゃんの股関節が、下肢を伸ばした位置でオムツをするなどの間違った育児習慣によって外れていくことが多いと言われています。脱臼は生まれた後に発症するのだという議論から、最近は先天性というより発育性股関節形成不全と呼ばれるようになりました。
かつては出生数の2%前後の発生率があり、近年はその約1/10 に減少していますが、成人の二次性変形性股関節症を含めると現在でも代表的な股関節疾患といえます。
そういえば、私の年代はさらしの布おむつを使って腰を巻いて締めているのが普通だったわ
その昔は、ガニ股にならないように足をまっすぐにするのがいいと思われていたのよね
今ではそうならないように、紙おむつが足の運動を妨げないように設計されていて、発生率が減っているのですね。
同じく整形外科学会の変形性膝関節症には、このように書かれていました。
患者さんの多くは女性ですが、その場合原因は発育性股関節形成不全の後遺症や股関節の形成不全といった子供の時の病気や発育障害の後遺症が主なもので股関節症全体の80%といわれています。最近は高齢社会となったため、特に明らかな原因となる病気に罹ったことが無くても年齢とともに股関節症を発症してくることがあります
高齢化社会とは言っても、私は40代半ばには痛みが出てきていたのですから、医師の言う通り「発育性股関節形成不全」を患っていて、それから20年で軟骨がほぼすり減った形になっているのだと思います。
重い物を持たない、急いで歩かない、長く立ったりしないように気を付けてくださいね。
進行すると変形性股関節症になって、歩けなくなりますよ
20年前、先生はこう言って注意をしてくれましたが、仕事、親の介護など50代はやることが沢山でした。
気を付けていても重いものを持たなければいけない状況だったり、販売の立ち仕事で無理な姿勢を取り続けたり、女性に多いというのもわかるような気がします。
でも、今は手術という方法があって、痛みから解放される手段があるのだから、幸せなことね
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