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天気痛 痛みを感じる原因

天気痛・佐藤純 股関節痛・豆知識

昔から、「雨が降ると神経痛が出てくる」とか、「梅雨の時期になると古傷が痛む」などと、天気と痛みの関係が言われています。

それが迷信かというとそうではなく、「天気痛」といったちゃんとした病名があることをしばらく前に知りました。

 

天気痛が起こる原因

雨や湿気で起こるのかと思いきや、気圧なんだそうです。

第一人者が佐藤純(さとうじゅん)という医学博士なのですが、2015年にNHKの「ためしてガッテン」で放映されてから、広く世間に認識されるようになったんだそうです。
天候による体調不順の大きなものは、
1.気温
2.湿度
3.気圧
なのだそうですが、私たちが普段良く認識しているのは、1.の気温と2.の湿度です。
暑さ寒さは体調に直結しますし、湿度は「不快指数」という言葉がある通りメンタルにまで影響があります。
天候によって自律神経がバランスを崩し体調を悪化させるのは良く知られたところです。

3.の気圧に関しては体感が難しく、あまり研究がなされてこなかったのですが、あることをきっかけとして佐藤先生が研究をはじめ、気圧こそ痛みに影響を及ぼすことがわかったのだそうです。
天気(気圧の変化)によっておこる痛みを「天気痛」と名付け、その解消法などを研究しています。

そのあたりはこちらの本に載っています。

内容ですが、

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 全国1000万人が苦しむ「天気痛」(周囲の人にわかってもらえない「天気痛」の実態とは/「天気痛」とは、「慢性痛」に「天気」が絡んだ複雑な痛み/「天気痛」を引き起こすのは、どのような天気か)/
第2章 「痛み」がわかれば、「天気痛」は怖くない(痛みは他者と共有できない。自分だけの感覚/急性痛と慢性痛の違い/関節痛は、関節が作るのか?脳が作るのか?)/
第3章 人はこうして「天気痛」になる(天気の変化が「ストレス」になる/慢性痛とストレスの関係/私たちは、天気をどうやって感じるのか?)/
第4章 治療法と対処法を知れば「天気痛」の不安は解消できる(自分を客観的に見て、病状を把握する/めまいのある人は、「抗めまい薬」を活用する/痛み止めや漢方薬の上手な使い方/自分でできる天気痛改善ストレッチ/生活習慣の改善から最新機器まで)/
第5章 歯周病、更年期障害、脳卒中も天気の影響を受ける(「気象病」とは、どのような病気をさすのか?/「天気」も含めた「環境医学」が、今後ますます重視される)

なかなか興味深かったので、早速電子辞書で立ち読みし、その後迷わず購入しました。

 

痛みとは

天気痛に対する明確な答えや対処方法などが掲載され、なるほどと思ったのですが、特に、「関節痛は、関節が作るのか?脳が作るのか?」の部分は面白く読みました。

脳は痛みを利用して身体を守るが、同時に痛みを抑制したり増幅したりもする

これは天気痛に限らず、慢性痛がある場合に起こる事象の様です。

事例を挙げての説明は説得力がありました。

 

手術後の痛みをどう回避するのか

今回医師の説明や手引書を見ると、麻酔の他に鎮痛剤がどのように投与されるのかの説明がありました。

手術と並行して神経をブロックする鎮痛剤を入れ、リハビリがうまく進むようにするということですが、この方法が今。。。多分ですが最先端なやり方なのだと思います。

 

手術後の痛みが慢性化して脳にインプットされる前に「痛くない」がインプットされることで、予後が違うのだろうと思います。

「痛いのを我慢」することより、「痛くないを体感」してスムーズに動けるようになるといいと思います。

 

この本は、天気痛のメカニズムや対処法だけではなく「痛みそのものの発症や認識」について書かれていて、自分の状態を客観的に知るうえで、大きな力になりました。

 

立ち読みもできます。
よろしければ読んでみてください。

天気痛〜つらい痛み・不安の原因と治療方法〜【電子書籍】[ 佐藤純 ]
 

 

コメント

  1. 瑞樹 より:

    こんにちは。瑞樹と申します。

    「天気痛」の情報ありがとうございます。
    病名で「天気痛」というのがあるんですね。

    私は雨が降る前や3月頃に膝が疼くことが多かったのもそうなのかしら?
    2年半前に右を人工股関節にしたのですが、
    梅雨時期になるとたまにわずかにチクチクすることがあるのです。

    手術後の痛みに関しては薬と体が合ってたのか
    つらい痛みがあったという記憶はないのですよ、股関節に関しては。
    直後背中の痛み止めカテーテル?のボタンも試しに押したくらいで(^-^;
    よく看護師から「痛みを我慢しないでね。痛い時は早めに言ってね。
    痛みでリハビリができないなんてないように」って言われてました。

    NG集、やっちゃってます。(^^ゞ 
    立って座ってものを拾う。(定期健診時主治医にも報告)
    横向きで寝るので足ひねってます。最初はタオルケットを股に挟んでましたが、
    最近はなしで。(理学療法士に報告しリハビリで確認しました)
    手術の方法、カップの大きさ等で私の場合はOKとのこと。

    長文になってごめんなさい。
    さくらこさんの手術が成功し、今後の生活が向上することを願っております。
    リハビリはしんどいけどお互い頑張りましょうね。

    • さくらこ さくらこ より:

      瑞樹さん、コメントありがとうございます。術後があまり痛くないこともあるんですね。手術は未知の世界で期待と不安だらけですが、経験者の方々のお話はとても参考になります。お書きになっているブログも読ませていただきました。日々がリハビリなんですね。根性なしの私にできるものか不安ですが、新しい部品を信じて頑張ってみようと思います。今後もよろしくお願いいたします。

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